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黄色い風土 

The Yellow Climate

1961(昭和36年)/9/23公開 89分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12542 
配給:東映 製作:東映

各地に相次ぐ殺人、横行する偽造紙幣、二つを結ぶカトレアの香りを残す謎の女!この恐るべき謀略に挑む週刊誌記者の活躍を描いた推理小説の雄、松本清張の原作を経て、迫真のロケを加えたスリルとサスペンスの野心作。

黄色い風土 
(C)東映

ストーリー

「週刊東都」の記者・若宮四郎は女性問題の権威である島内氏の談話を取る為に熱海へ向かっていた。その車内で、見送人のいない新婚らしい夫婦と、哲学書を読みふける、カトレアの匂いを纏った女性に興味を惹かれた。熱海に到着した若宮は滞在先のホテルで先ほどの新婚カップルと再会する。その夜、彼の部屋・431号室に間違って黒い洋服が届けられた。次の日、同ホテルの島内を訪問した四郎は、その室内でカトレアの匂いに気づいた。そして、481号室に泊まっていた例の新婚夫婦のうち、男の方が自殺したことを知る。錦ヶ浦から身投げした男。そして女の方は置手紙を残して失踪していた。昨夜の間違って届けられた服は、身投げした男のものであったようだ。若宮はこの自殺に不信感を抱き、編集長の命で本格的に調査を開始する。やがて、次々と各地で殺人事件が発生し、「つるやホテル」から失踪した女が絡んでいることは確実だった。更に洋服を間違って届けた男・倉田が偽札を持ったまま惨殺された。全ての事件に、あのカトレアの匂いが付きまとっている。「大佐」と呼ばれる男の存在と、「カトレアの女」の謎、そして偽札。果たしてこの事件の真相はいかに?

黄色い風土 
(C)東映
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