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警視庁物語 19号埋立地

Police Precinct Pt.19

1962(昭和37年)/7/29公開 67分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12847 
配給:東映 製作:東映

工事現場から掘り出された絞殺死体の捜査に当った七人の刑事が、唯一の手掛りである新興宗教の数珠の出所を追って聞き込みを開始、思わぬ不幸な女につき当る。人間味に溢れた第十九話。

警視庁物語 19号埋立地
(C)東映

ストーリー

埋立地の工事現場で、数珠を手にした中年男の絞殺死体が発見された。死後、約一ヶ月が経過していたが、被害者の履物が発見されていないことから、別の場所で殺害されて運ばれてきたものと判断され、着衣の様子から生活困窮者であろうとも推察された。林、北川両刑事はこの数珠の調査を、長田、渡辺刑事のコンビは工事現付近の聞き込みを開始した。仏具店からの聞き込みから被害者の手にしていた数珠は、新興宗教の日々教のものだと分かった林、北川刑事は日々教本部へと向かい信者名簿の閲覧に成功した。一方、死体の人相写真を手配したところ、浅草署の交番から七ヶ月前に保護した酔っ払いが被害者らしいと届出があり、金子、太田刑事が聞きこみに向かう。結果、被害者は窃盗前科三犯の武井為七という三十八歳の男だということが判明した。武井には酒乱癖があり、愛想を尽かした妻初子は十ヶ月前に離婚し、今は森中というおでん屋の女房になっているという。日々教信者をしらみつぶしに当たっていた林、北川刑事の線にも森中という信者の名前が浮かび上がってきた。森中と妻の初子が捜査本部に呼ばれ、森中が女房の留守にやってきた武井をカッとして殺してしまったと単独の犯行を自供した。だが、必死に妻をかばうその様子は、逆に長田、林の両ベテラン刑事の脳裏に疑問を抱かせるのだった。別室の調室で夫が犯行を自供したと聞いた初子は机の上に泣き伏し、真相を語り始めた…。

警視庁物語 19号埋立地
(C)東映

シリーズ

「警視庁物語」シリーズ(24)

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