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がんこ親父と江戸っ子社員 

Stubborn Father

1962(昭和37年)/9/22公開 88分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12914 
配給:東映 製作:東映

「次郎長社長と石松社員」の名コンビで送る痛快サラリーマン喜劇。後継ぎを嫌ってサラリーマン修業に飛び出した古いのれんを誇る料理屋の若旦那を、昔気質のがんこ親父が後継ぎにしようと四苦八苦するのだが…。

がんこ親父と江戸っ子社員 
(C)東映

ストーリー

包丁一本で割烹「浪花」を作りあげた勝五郎は昔気質のがんこ親父だが、最近では長男の勝男もメキメキ腕をあげ、そろそろ楽隠居をしようかと考えている。ところがそんな勝男が味元株式会社に就職、サラリーマンとしての一歩を踏み出してしまった。がっくりとする勝五郎だが、そこはよくしたもので小料理屋の主人・庄作との付き合いがカンフル剤的役目をはたしている。幼馴みの二人はバー・エルテナのマダムの景子を張り合っているのだ。ヤモメの勝五郎が有利だが、味元の専務・小野田という強敵がいて油断はできない。その景子は、勝男の恋人でCMガールの悦子と同じアパートの隣同士。勝男の就職に景子が一役かっているとは勝五郎はつゆ知らず。もちろん景子も勝五郎をふれ込み通りの社長と信じて疑わない。景子にゾッコンで再婚話も断った勝五郎は、夫というふれこみでクラス会に熱海へ同伴して欲しいと景子に頼まれ、熱海へ飛んだ。二人っきりになって夢心地の勝五郎だったがそれも束の間、後を追ってきた花嫁候補にばったり。勝五郎の正体を知った景子はカンカンに怒り、夢はもろくもくずれ去ってしまった。一方、勝男は秘書課に転任、といっても宴会係で連日汗だくの奮闘中。そこへ来日中のバイヤー・ラミー氏が「浪花」の料理を食べたいと言いだした。勝五郎は熱海のショックで家に戻ってこず、たまりかねた勝男が包丁を握るのだが…。

がんこ親父と江戸っ子社員 
(C)東映
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