1962(昭和37年)/11/2公開 83分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12967
配給:東映 製作:東映
暗黒街の全滅を目指す警視庁が、ごろつき七人組を使ってゲリラ作戦をとり、暴力団の資金源を突き止めて凄絶な射撃戦を展開し全滅を図る。深作欣二監督が雄大なスケールで描いたハードアクション巨篇。
暴力組織の内偵中のGメン三人が殺された。辰村を社長とする三立興業の仕業と分っても確証がない。警察だけでは組織に食い込めないと感じた尾形は、ゲリラ作戦を計画し、大将格の元三立興行幹部で拳銃の名手・東島以下、丈治、松島、五郎、野口らが選ぶ。さらに東島の弟分の修が強引に仲間入りし、東島を兄責の仇と狙う殺し屋・黒木が東島の護衛として離れない。こうして七人の無頼漢は辰村の眼を惹くため三立興業の縄張りを荒して回った。その頃、三立興業に潜入した修から情資金源は密造酒との報告が入るが、密造酒の運搬車が見つからない。松島と丈治が運搬車の尾行に成功するが、護衛車に銃撃を浴びてまかれてしまった。辰村は自分の車がつけられたと知ると、罠を仕掛けて東島らを殺そうとし、失敗すると東島の恋人・明子を人質に取り、東島に手を引かせようとし、さらにはスパイであることがばれた修を東島の目前で射殺した。東島は辰村の眼を幻惑するためグループ解散を偽装する。ある夜、ついに野口と松島が運搬車を見つけ尾行することに成功し倉庫街へたどり着いた。野口の報告を受けた東島らが急ぎ倉庫へ駈けつけると、拳銃を手にした辰村の子分たちに囲まれ、爆薬を仕掛けた倉庫に閉じ込められてしまう。呆然とする東島らの足もとで五郎が射たれた。金に眼のくらんだ五郎は東島を裏切ったのだが…。