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特別機動捜査隊 東京駅に張り込め

Special Tactical Police Pt.2

1963(昭和38年)/5/12公開 66分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13113 
配給:東映 製作:東映

日本初の連続1時間ドラマとして15年半の間放送された人気刑事ドラマの映画版第2作。美貌のデザイナー殺人事件をめぐって、ファッション界の裏面の人間関係の醜さを鋭く追及し、特別機動捜査隊秋山班の迅速、科学、隠密性にあふれた捜査活動をダイナミックに描いている。

特別機動捜査隊 東京駅に張り込め
(C)東映

ストーリー

セントラルホールで開催されたファッションショーの舞台上で一人の女が殺された。被害者はショーの主催者である新進デザイナー合原京子、死因は青酸カリによる中毒死だった。彼女が常用する栄養剤のカプセルに仕込まれていて、すり替えはショー前夜に彼女のマンションで行われたことが判明した。だが栄光の道に執りつかれた彼女の周囲には、憎しみの色に満ち溢れ、殺意を抱く者があまりにも多かった。第一の容疑者は実母のサダと異父妹の英子。幼い京子を実家に残して再婚したものの先立たれ、京子のモードサロンの掃除婦としてビルの倉庫の一室で寒々と暮らしている。英子はサダが青酸カリを所持していたことを発見、恋人の竹下に預けて自身は虚偽の自白を申し立てたが、その青酸カリは既に毒物としての効果は失われておりシロと判断される。続いて第二の容疑者であるデザイナーの矢島晶子に焦点は移った。京子以上の才能を持つゆえに虐められていた晶子だったがアリバイが成立してしまう。第三の容疑者・デザイン教室主任の野沢も、第四の容疑者でかつての恋人のカメラマン塩田もシロであることがわかり、事件は振り出しに戻ってしまった。そんな中、晶子の所持品から青酸カリが発見されるが、逮捕された晶子は頑として殺害を否定し続けている。果たして、真犯人は他にいるのだろうか…?

特別機動捜査隊 東京駅に張り込め
(C)東映
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