1963(昭和38年)/5/25公開 96分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13205
配給:東映 製作:東映
姿を消した恋人・おとよを探して満州へ渡った飛車角は馬賊や特務機関を相手にすることに。鶴田浩二主演の大ヒットシリーズ第2作。
奈良平を斬って4年。再び出所した飛車角は、行方をくらませたおとよの置き手紙を懐に街をさまよう中、巡査に追われる「エントツの坂田」を助けた縁で新宿桔梗一家に迎えられる。ところが新宿一帯の露店の権利を浅草堂本組に奪われた桔梗組は壊滅寸前であった。飛車角は、集まった親分衆の前で堂本の名代で出席していた娘・お澄から縄張りを取り戻す誓約書を取り付けて桔梗組を救った。そんなある夜、「おとよは満州にいる」と吉良常が知らせに来た。飛車角は急ぎ満州に渡り、馬賊・陳慶秀の女になっていたおとよと再会するが、必死に陳を庇うおとよの姿を見てその場を去っていく。満州の植民地政策は着々と進み、飛行場建設には苦力が大動員され、その現場監督にやくざが当たっていた。この国策に「金で男は売れぬ!」と強硬に反対する飛車角と寺兼。しかし、特務機関の非情な手が伸びて寺兼を襲い、そして飛車角を狙う…。
「人生劇場」シリーズ(8)