作品検索

白い熱球　

1963（昭和38年）/10/29公開　79分　モノクロ　シネマスコープ　映倫番号：12758　
配給：東映　製作：東映

地方都市の高校野球部が若き情熱を賭けた甲子園出場までに、彼らの周囲で巻き起こる事件や友情、そして苦闘をユーモア溢れる軽快なタッチで明るく歌い上げた青春篇。

ストーリー

地方都市にある魚谷高校野球部は、甲子園出場を目指して今日も一生懸命練習に励んでいた。部長の岩崎先生は久留米絣の着物姿という古風な出で立ちだが、選手たちから親しまれている。そんな魚谷高校に、若く美しい女教師・平井ナミ子先生が赴任してきた。校長の若山は野球嫌いの頑固者。毎朝哲学を一席ブツのが通例だが、その訓話中に野球部のエース荻原と捕手の堀田たちが居眠りしているのが見つかり、岩崎先生は校長に呼び出される始末。そんな中、新村病院の息子・竹雄が「校長が野球部を解散させようとしている」という情報を持ってきた。私設後援会が校長宅へ怒鳴り込むわ、萩原たちがストライキを起こすわの大騒ぎとなり、萩原たちが責任を取って坊主になることで何とか納まった。ところが今度はその萩原が父の反対によって、野球部を退部することになってしまった。岩崎先生は男泣きする萩原を慰め、その光景を見ていたナミ子先生は、岩崎にほのかな恋心を抱くのだった。それでも野球をあきらめきれない萩原は遂に野球部に復帰、間近に迫った甲子園大会の予選に向けて練習にいそしむ。だがそんなある日、萩原と堀田は善人ヤクザで魚谷高のファンであるという二人組に無理矢理バーに誘われるが、そこに杉浦先生が入ってきてさぁ大変！！鉢合わせは避けられたが、萩原が生徒手帳を落としてしまった！