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図々しい奴 

An Impudent Man

1964(昭和39年)/1/15公開 94分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13404 
配給:東映 製作:東映

テレビで爆発的な人気を呼んだ、柴田錬三郎原作の大ヒット・ドラマを映画化。アメリカンドリームならぬジャパニーズドリームを夢見て突き進むバイタリティ溢れる主人公・戸田切人役に、本作が映画初主演となる谷啓が体当たり。当時絶大な人気を博していたクレイジー・キャッツのメンバーでもある彼が、主題歌も担当して話題を呼んだ。さらに佐久間良子、杉浦直樹、西村晃、浪花千栄子ら魅力のキャストを得て、瀬川昌治監督がその手腕を遺憾なく発揮した喜劇大作。

図々しい奴 
(C)東映

ストーリー

旧岡山城主・伊勢田家の当主・伊勢田直政青年の世をすねた無気力な生活に新鮮さをもたらしたのは、戸田切人という身寄りのない少年だった。“日本一のでっかい城を作る”と息巻く切人にすっかり魅了された直政は、彼を書生として伊勢田家に招き入れる。だが、切人はもう一人の身寄りのない少女・麻理耶も一緒に連れてきた。あまりの図々しさに、直政の乳母・多嘉は顔をしかめるが、直政に説得されて二人を育てることに。こうして伊勢田家で過ごすことになった切人は、5度も落第しながら中学を終えた後、東京で暮らしている直政を訪ねて上京。伝統ある羊羹屋・虎屋に奉公することになり、その中で、彼の粘り強い根性も着々と育っていった。やがて、切人の憧れの人で虎屋の娘・美津枝の応援を受けて、彼は羊羹屋を経営することになるが…。

図々しい奴 
(C)東映
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