1965(昭和40年)/1/15公開 183分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13677
配給:東映 製作:東映
水上勉の小説を、監督の内田吐夢と脚本家の鈴木尚之が映像化した、日本映画史上に残る不朽の名作。困窮を極めた人間の欲望と運命、そしてさまざまな人物の人生の変転を、ダイナミックに描きながら、真の善悪とは何かを問いかける人間ドラマ。
昭和22年9月20日。十号台風の最中に、北海道の岩内で質屋一家の殺人事件が発生。台風のため高波となった津軽海峡では、青函連絡船が沈没し、乗客532名の命が奪われてしまう。遺体の収容にあたった函館警察の弓坂刑事は、名簿にない二つの死体に疑惑を感じたことから、質屋一家殺しの犯人の糸口を掴むことに…。