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人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊

Human Torpedoes

1968(昭和43年)/1/3公開 105分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:15141 
配給:東映 製作:東映

「あゝ同期の桜」の姉妹篇。太平洋戦争末期、一人千殺の特攻兵器回天をめぐり、その創案、試作、訓練から誕生に至るまでのエピソードを経て、初陣菊水隊の特攻までを、祖国愛に燃えた青年たちの群像を通して描いた感動の戦争巨篇。

人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊
(C)東映

ストーリー

昭和18年10月。広島県倉敷島のP基地では甲標的と呼ばれる特殊潜行艇の訓練が行われている。赴任してきたばかりの三島少尉は、この潜行艇の搭乗を志願する熱血漢。同室の先輩である大里大尉は、悪化する戦況を憂慮し、より優れた攻撃能力を持つ九三式魚雷を改良した特攻兵器人間魚雷の採用を上申する急進派だった。当初は、違和感しか抱かなかった三島だったが、その熱意や訓練中の事故で命を助けられたことから現潜水艇の欠点、そして人間魚雷の必要性を痛感し、大里への協力を強く申し出る。だが、この兵器が必殺なるが故に、必死であることからその採用は容易には認められなかった。昭和19年2月、さらなる戦況の悪化から遂に人間魚雷が〇六兵器として試作されることとなる。この挙に、基地全体は不眠不休の作業を行い、〇六兵器は完成、航走試験にも成功する。こうして、試作兵器〇六は、正式採用となり、「回天」と名付けられた…。

人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊
(C)東映
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