1968(昭和43年)/4/11公開 87分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:15253
配給:東映 製作:東映
ホステスをバーに世話しては礼金を受け取るスカウトと、その男におもちゃにされ、もて遊ばれる9人の女たちの色と欲の葛藤を夜の銀座を舞台にエロチックムードたっぷりに描く。
剣持秀夫はバーのホステスを紹介して稼ぐ夜のスカウト。バー「貘」のマダム留美からホステス紹介を依頼され、自分に夢中の初枝と一芝居を打ってユカを誘惑し「貘」に連れ出すと、未知と嵐子に目をつけた。バー「ドンキー」のママの初枝からの依頼で、二人を引き抜かれた留美は初枝に怒りを向けた。秀夫は恋人のよし子と世帯を持ちスナックバーを開業する計画だったが、よし子はサラリーマンから求婚されスナックバーを買うにも金が足りず焦り、留美の提案を受けた。秀夫は留美との約束通り初枝を「ドンキー」のママの座から引きずり下ろし、人生の再出発によし子と会うが、既によし子は結婚していた。絶望にくれる秀夫のそばには寄り添う初枝の姿がみられた。