妻子を殺害した上に刑務所を脱獄した男の生きるがための逃亡生活を描く。西村望原作の同名小説の映画化で、脚本は「危険な女たち」の古田求、監督は「櫂」の五社英雄、撮影も同作の森田富士郎が担当している。
激動の幕末維新を背景に、血みどろで生きぬいた剣客、英雄たちの鮮烈な、そして魅力的な生きざま、死にざまを描いた長編時代劇。原作は池波正太郎の「その男」。脚本は国弘威雄、監督は三隅研次、撮影は小杉正雄が・・・
鎖国日本にあって、広大な大陸を走り抜けロシア帝国絶頂期の女帝エカテリーナII世の心を動かした男・大黒屋光太夫。この壮大無比な冒険記を描いた井上靖の名作「おろしや国酔夢譚」を製作費45億円、ロシアの大・・・
大ヒット作「鬼龍院花子の生涯」「陽暉楼」に続き、宮尾登美子と五社英雄の名コンビで描く文芸感動巨編。
宮尾・五社三部作の完結編となる本作は、大正初期から昭和10年代までの高知を舞台に、女衒の一・・・
忍びが権力の飼い犬でなくなったとき、最も恐ろしいゲームが始まる!
光と影のダイナミズムを打ち出して《映像の刺客》と称された工藤栄一監督が放つ、従来の忍者映画のパターンをことごとく打ち破った時代・・・
漫画界のヒットメーカー・矢沢あいの同名作を映画化。19年に一度だけ、同じ形の月が同じ月日に現れるというエピソードを縦糸に、秘められた悲しい純愛が明かされていく。主演は、栗山千明と成宮寛貴。
不倫というには哀しすぎる。愛というには激しすぎる。
壇一雄。この人ほど生の実証を求めて戦後を生きた作家があっただろうか。自らの豪放な浪漫的生涯を書き上げ遺作となった『火宅の人』は、刊行されるや・・・
武芸百般に人並みはずれた腕をもち、女には絶対強い三人の間諜が、幕府の命をうけて倒幕の陰謀ありとみられる四国・阿波藩へ潜入、秘密を見事探り出すまでの息づまるスパイ行動を、リアル・タッチで描いた異色時代・・・