戦国時代、織田信長の天下布武の大偉業に待ったをかけた男。三千からなる日本最強の鉄砲集団の若大将才賀孫市の、富や地位よりも自由と信義を重んじ、女と戦争を愛した型破りに痛快な半生を雄大なスケールで描く。・・・
「私は将軍の子だった...」波瀾数奇の運命をたどりつつ、肉親の愛、異性の愛に引かれながらも一人孤独な剣の道をゆく熱血多感な青年剣士・葵新吾。ある時は傷つき、ある時は苦悩しながら宿敵放生一真流・武田一・・・
川口松太郎の波乱激動の長編小説の映画化作品で「十番勝負」「二十番勝負」の完結篇である。「人を真に救う道は剣ではなく、将軍の長子となることだ」と諭された新吾は、わだかまりを捨てて吉宗との対面を心に決す・・・
庶民の中から生れた英雄秀吉の生い立ちから織田信長に出逢う迄の、所謂苦難時代を、母の愛情に織りなして描いた感動の文芸時代劇。大東映が堂々たる布陣を以て放つ香り高き野心大作である。
美空ひばり、林与一の初共演作。美空ひばりが琴姫、お島の二役を演じる。野州烏山藩・琴姫をめぐるお家騒動を背景に父と妹の仇を討とうと苦闘するひのき屋千太郎とそれを手助けしようとする旅役者・お島が繰り拡げ・・・