明治中期の石丁場・沖ノ島を舞台に、片目、片腕、片足などのハンデを負いながらもこの世の者とも思えぬ凄腕を誇る七人の暴れん坊たちが、悪人どもを震えあがらせる痛快娯楽編。
昭和初期、“裸の町”と呼ばれた浅草の町を舞台に、アウトローの世界に生きる博徒と資本家に空しい抵抗を試みるテキ屋の赤裸々な人間葛藤を豪華キャストを結集して描いた博徒シリーズ第3弾。
博徒あがりの一匹狼が、戦塵巻き起る満州大陸を舞台に、馬賊ゲリラや悪徳日本諜報機関を相手に真の日本人魂を謳いあげる。全篇の三分の二を台湾をはじめとした海外ロケで綴る、大スケールの男性アクション。
戦争前、都新聞に連載されていた丹羽文雄の小説が原作であって、これを西亀元貞が戦後的に脚色し、成瀬巳喜男が監督。美術監督には松山崇が当たり、主演は三宅邦子、若山セツコ、桂木洋子、鶴田浩二、永田光男、仁・・・
真人間が装うギャングの化粧と頭上に押された運命の烙印。シラミ谷と呼ばれる犯罪者の逃亡地帯を中心として、そこにうごめく絶望の人間たちを描くギャング映画の異色篇。鶴田浩二の魅力が全篇に
製作は小倉浩一郎と杉山茂樹の協同で、沢村勉が脚本を書き、大曾根辰夫が監督する。撮影は太田真一の担当。主演は浜田百合子、鶴田浩二、沢村晶子で、柳永二郎、永田光男、安部徹、志織克子らが出演。
ヒットメロディー「傷だらけの人生」「男」に次ぐ鶴田浩二のムード演歌の映画化。男の哀愁を謳いあげた渋くて流麗なメロディーに乗せて、日陰に生きるヤクザ男の仁義と女の夢の葛藤を描いた本格任侠巨編である。
博奕打ちシリーズ第7弾。舞台は九州、年に一度の大花会をめぐる博徒一家の対立、旅の胴師の対決、ガリ札作りの名人の執念、薄倖の女との恋を、格調高く迫力いっぱいに謳いあげる。