朱雀帝の頃、最愛の人、榊の前を失い、都を追われた天文学者・安倍保名が、悲しみの流浪を続けるうち、榊の前の妹・葛の葉姫と、葛の葉姫に化けた白狐に亡き恋人の面影を求める悲恋大作。
山岡荘八原作の小説を映画化。戦雲急を告げる戦国の野に若者となった吉法師・信長が、天衣無縫の性格と勇猛心を胸に秘め、大うつけ者と罵られながらも着々と名将の風貌を築いてゆく姿を乱世の人間模様と共に描く雄・・・
木枯し紋次郎―。上州新田郡三日月村の貧農の家に生まれる。十才で故郷を出奔。その後一家は離散したと伝えられ、天涯孤独の紋次郎がどういう経緯で無宿渡世に入ったかは定かではない…。口にくわえた長楊枝に「あ・・・