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「花の講道館」に次いで村松梢風が「読売新聞」三百万読者を熱狂させた近世名勝負物語の第二弾!
満都の人気を浚った「危うし鞍馬天狗」に続いて売国奴、旗本八万騎を向こうにまわして、空前の危機に陥った天狗が陰謀の真只中へ逆襲するまでの痛快無類の波瀾万丈篇。
二十数年ぶりに故郷鹿島に戻った草間の半次郎が瞼の母と許嫁の幸福を守るため、土地のやくざを叩き斬る股旅慕情篇。
雲の如きこの登場人物!!
御馴染み荒木又右衛門が伊賀上野に河合又五郎以下三十八人を迎え討つ。渡辺数馬の助太刀として仇討を成就させるまで、悲願を込めた発端から「鍵屋の辻」の決闘までの結末を描く。
弾丸の嵐!魔窟の咆哮!大陸を震撼させた快傑禿鷹が不死身の肉体と、驚嘆の推理をひッさげて、忽然と大東京に現われた
新スタア日高澄子颯爽登場す!!
前篇の興味も新たに正義の浪人青江京介が武州三万石の生死を賭けて縦横無尽の活躍をする。正義が勝つか!邪悪が勝つか!時代劇ファンを昂奮の坩堝に叩き込む痛快篇。
武州三万石の当主をめぐって正邪の葛藤、白刃、恋、涙、そしてユーモアが山手文学独自の迫力で貫く大衆時代劇の最高篇。