江戸の大火で無一文となった大工の若棟梁が、裸一貫焼け出された浮浪児たちを育てるおりつとともに焼野の江戸に雄々しく立ち上がる山本周五郎の同名小説を、名優・中村錦之助と巨匠・田坂具隆監督が庶民の人情や哀・・・
天文十二年(1543年)、初めて日本に鉄砲を伝えたポルトガル船の船長ピントオと鍛冶師の娘との恋を絡め、見事鉄砲の模造に成功したものの次第にそれが大量殺人兵器と化していった鍛冶師の歓びと哀しみを描く。
不本意に戦犯を問われた元青年将校が、生きることに意義を見つけ、愛妻と共に官憲から逃れて潜行生活に入る。物語は美しくも悲運な妻にスポットをあてて描かれ、愛することの美しさ、強さを感動的に謳っている。
新聞記事の訂正要求に端を発して、交通事故からその背後に隠れた汚職事件を洗い出す。一人の若い記者の真実の為に斗う姿を中心に汚職事件に絡む人間像を描く記者物第二弾。