坂口安吾の小説「肝臓先生」を、かねてから映画化の構想を練っていた今村昌平が映画化。
終戦直前の瀬戸内の田舎町を舞台に、何でも「肝臓病」と診立ててしまう初老の医師“カンゾー先生”と彼を取り巻く様・・・
チョンマゲ頭を叩いてみれば、ニューオリンズの音がする! 筒井康隆の奇想天外な原作を81年製作の「近頃なぜかチャールストン」以来5年ぶりにメガホンを取った岡本喜八監督がエネルギッシュな作品に仕上げた・・・
幕末から、明治、大正、昭和10年代にかけて起きた9つの暗殺事件を、血盟団事件を中心にして綴った日本暗殺百年史というべき作品。全篇を通して反体制の純粋で美しいエネルギーに満ち溢れている。
ひとりは落ちぶれたボクサー、もうひとりはボクサー志願の若者。現代の管理社会から疎外された二人の男が栄光の座を求めて、戦う日々を描いた異色作。寺山修司が商業映画で初のメガホンをとった。