第二次大戦の末期、一機一艦を合言葉に壮烈な体当りを敢行、全世界を震撼させた特攻攻撃。ペンを武器にかえ爆弾抱いて南国の空に散華した飛行予備学生の姿を通して、彼等の苦悩、誇りを涙で描く戦争映画。
昭和7年・大阪を舞台に、五分刈り頭に度の強い近眼鏡、短い鉄管をくわえた異様な姿で、悪の化身のような男を演じる若山富三郎。従来の仁侠映画のパターンを破り、悪の塊を全編に織り込んだ異色任侠大作。
博徒や二足のわらじのやくざに支配された関八州を舞台に、父の仇討を目指す旅鴉と藩の密偵が協力して、無法地帯と化した悪徳の街を清掃するという大川橋蔵、片岡千恵蔵、大友柳太郎の三代スター共演による痛快娯楽・・・
奇想天外なアクションでヒットを記録した「博徒七人」に続くシリーズ第2作。片眼の匕首居合斬り、片腕の拳銃使い、片足の拳法、盲目の吹き針を操る四人に、特殊技能を持った新たな敵が現れる。
サムライだって人の子だ、名誉も欲しけりゃ、女も欲しい、ましてこの世は金次第・・・。戦国の世に生きる三人の侍が、それぞれの処世訓で暴れ回る姿を描いた痛快活劇。原作は柴田錬三郎の「おれは侍だ」。
冷酷な勝負の世界に生きる事のみが任侠の道と信じていた主人公が、渡世の修行を続けるうちに真の任侠道を知り生まれ変わっていく姿を、主題歌「任侠」のメロディーをバックに北島三郎が綴る、本格的仁侠映画。
娯楽路線の金看板・鶴田浩二が壮絶のアクションで綴る任侠巨篇。任侠道を汚すあこぎな一派の奸計にはまって一家を破門された男が、度胸と男の意気地で一派を叩き潰し、侠客の本道を貫いて返り咲く姿を描く。
「関東流れ者」に続く鶴田浩二のやくざもの第二作。私利をむさぼる政界ボスと暴力団が組んだ郵船会社乗っ奪り計画を阻止しようと、関東一の大親分が侠気に燃えて立ちむかう。颯爽たる男の姿を描いた娯楽男性巨篇。
五社英雄原案、監督によるダイナミックかつスピーディな時代劇シリーズ第2作。蓬髪異形の浪人・牙狼之介が行くところ、必ず波乱の風が舞う。舞台は隠し金鉱檜山、荒涼とした死の山を背景に狼之介の神技が冴える。