列車事故を身を挺して車輪の下敷になって喰い止めた国鉄職員の、純愛と信仰に貫ぬかれた生涯を描いたストーリー。三浦綾子の同名小説の映画化。脚本は楠田芳子、監督は中村登、撮影を竹村博が担当している。
小林正樹が木下恵介の妹楠田芳子の脚本によって監督。松山善太が潤色し、森田俊保が撮影に当たった。出演者は佐田啓二、高峰秀子、久我美子、石浜朗、小林トシ子の他、田浦正巳、大木実、日守新一、浦辺粂子、三好・・・
美しい瀬戸内海の小豆島に、隣り合って住む母屋(本家)と新家(分家)の争い。その中でも育ちゆく母屋の一人息子と新家の一人娘との清らかな純愛を詩情豊かに綴る珠玉青春篇。
楠田芳子のオリジナル・シナリオを川頭義郎が監督、荒野諒一が撮影したホーム・ドラマ。主演は石浜朗、田村高廣、桑野みゆき、朝丘雪路、瞳麗子。他に、藤原釜足、岸輝子など。