製作は大町龍夫。菊池寛の名戯曲から長瀬喜伴がシナリオを書き、堀内真直が監督に当たっている。撮影は、服部幹夫。出演者は徳大寺伸、故里やよいの他、河村黎吉、紅沢葉子、青山宏など。
現実感の乏しい夢を追い続ける父親と、それにふり回される家族の姿を描く。牧村裕の作文「父」を元に、「二十四の瞳(1987)」の木下恵介が脚本を執筆。監督は「新・喜びも悲しみも幾歳月」の木下、撮影は「星・・・
数奇な運命に弄ばれる一本どっこの旅鴉流れ雲の血太郎が、財宝の所在を秘めた丹頂の壺を巡り、公卿の陰謀を颯爽の長脇差で叩き斬るという中村賀津雄初の股旅痛快篇。
谷崎潤一郎の名作「痴人の愛」をベースに、女豹のように狡猾で淫蕩なヒロイン“ナオミ”の愛と性と享楽を、現代の新しい女性像として、華麗に大胆かつファッショナブルに描く。