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鬼龍院花子の生涯

Onimasa

1982(昭和57年)/6/5公開 146分 カラー ビスタ 映倫番号:110587 
配給:東映 製作:東映

大正から昭和にかけての二つの時代を背景に、高知・土佐の侠客・鬼龍院政五郎と、彼をとりまく女たちの愛憎を鮮烈なエロチシズムとダイナミックな映像美で描く。“志士は出ても侠客は出ない”と言われる土佐に侠客業の看板をあげた男・鬼龍院政五郎とひとつ屋根の下に住む正妻、妾たち、養女、娘。総身に刺青の男と女たちの凄まじいばかりの愛憎が、いま熱い炎のように噴きあがる。未だ愛される永遠の女優・夏目雅子の代表作。

鬼龍院花子の生涯
(C)東映

ストーリー

大正10年。土佐の侠客の大親分・鬼龍院政五郎の養女となった松恵は、政五郎の身の回りの世話をしながら、愛妾たちの凄じいまでの女の業と生きざまに触れて少女から女へと成長する。やがて、政五郎が闘犬を巡る悶着から強奪した娘・つるが出産した花子が政五郎の盲愛を受けるようになると、鬼龍院の女たちの間には波風が立ち始める。そんな中、松恵は政五郎の目を盗むようにして勉強を続け、女学校に入学した。歳月は過ぎ、労働争議の弾圧に乗り出した政五郎は、ひょんなことからストを支援する高校教師の田辺と意気投合し、娘の花子の婿として一家を継がせようと考え始める。だが、獄中の田辺と面会を重ねていた松恵は、いつしか田辺に心を寄せるようになっていた…。

鬼龍院花子の生涯
(C)東映

受賞歴

第6回日本アカデミー賞(最優秀美術賞)

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