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息子の縁談

Proposal of Marriage

1955(昭和30年)/3/6公開 99分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1644 
配給:東映 製作:東映

朝日新聞連載の林房雄の人気小説を映画化。都会の一角を背景に、明朗で正義漢の愛すべき一青年の微笑ましい行状記を描く。

息子の縁談
(C)東映

ストーリー

東京・銀座にある大熊洋品店の若旦那小太郎は、その美貌で女性の欲望をあおり、店は大繁盛していた。そんな小太郎に期せずして持ち上がった縁談話から物語は始まる。政界の黒幕・栗田金平は愛娘の弓子を、三楠夫人は整形外科の女医さんを立てて乗り込んできたのだ。更に新橋の小喜美姐さんに密輸品取引のウェリントン商会の秘書ミス・ドロシイなども猛アタックしてきた。婦人服注文に忙しい小太郎は当分今のままでいたいのに、お母さんの虎子夫人まで縁談に乗り気になってしまった。そこで小太郎は親友小杉の妹のミドリさんに、恋人のふりをして欲しいとお願いすることに。だが、最初は恋人のふりだけだったはずの二人はいつしか本当に恋に落ちてしまう。そして小太郎は遂にミドリに求愛するのだが、ミドリは貧しい自分の身を振り返り、求愛を冷たく断ってしまう。小太郎はショックで酒をあおり酩酊、チンピラ二人組と大喧嘩し病院に担ぎ込まれてしまう。だが、実はここは三楠夫人の経営する病院で、例の整形外科の女医・京野照子と小太郎を結び付けようと、かすり傷の小太郎を夫人が強引に入院させてしまったのだ。そしてこんな時に、ウェリントン商会に密貿易の嫌疑で捜査が入り、小杉が警察に連行され、ミス・ドロシイも日本を離れようとしていた。慌てた小太郎は病院を脱出する…。

息子の縁談
(C)東映
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