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宝島遠征

Excursion to Treasure Isle

1956(昭和31年)/7/20公開 87分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2314 
配給:東映 製作:東映

美空ひばり、榎本健一ら豪華キャストで、昔話の「桃太郎」を、唄と踊りで彩った本格ミュージカルコメディー。美空ひばり演じる桃太郎が、鬼ヶ島に遠征する話に、鬼の姫様の恋がからみ、しかもロケット砲やら、ヘリコプター、ダイナマイトといった近代兵器が登場するなど、そのスケール感溢れる、コミカルぶり、破天荒ぶりは圧巻そのもの。

宝島遠征
(C)東映

ストーリー

昔々あるところに桃の木村という平和で美しい村がありました。けれどこの村は老人と女ばかりで、鬼が島からやってくる鬼たちの略奪を度々受けて困っていました。さて、この村から少し離れた水車小屋に、お爺さんとお婆さんが住んでいました。ある日、お婆さんが川へ洗濯に出かけると、大きな桃の実が流れてきました。おじいさんと一緒に食べようと桃の実を割ると、中から可愛い赤ん坊が!やがて赤ん坊は、桃太郎という名の立派な青年として村の娘たちの憧れの的になりました。そんな桃太郎の姿を鬼が島の宮殿で眺める娘がおります。大王の息女・毬姫です。毬姫は次の人間国遠征の前に飛び出して、桃の豊作を祝う祭りに飛び込みます。桃太郎と手を取り合って踊りを楽しむのですが、池に写る鬼の姿に我に返り、桃太郎に自分の首飾りを渡して去ってしまいました。その翌朝、鬼たちが隣村を襲撃したことを知り、桃太郎は遂に鬼退治を決心します。旅の途中、山猿タクシーの親方・猿吉とかっぱらいの犬助を懲らしめて手下にし、さらにいたずら者の雉郎をお供にした桃太郎は、遂に鬼が島に上陸。城に忍び込むために女性に変装します。なんとか潜入に成功した桃太郎、宴席でマンボのリズムに乗って美しい踊りを踊ります。でも毬姫は、踊っている女性がしている首飾りから、彼女が桃太郎の変装だと気づいてしまい、そのおかげで他の鬼たちにも正体がばれてしまうのです…。

宝島遠征
(C)東映
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