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野郎ども表へ出ろ

Step Outside Please

1956(昭和31年)/8/15公開 79分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2390 
配給:東映 製作:東映

波静かな海浜ホテルへ突如乗り込んできたのは銀行を襲って逃亡中の凶悪なギャング団。その命令に背く者は容赦なく殺されてしまう…。遂に華麗な少女の命まで奪おうとする冷血なギャングたちに敢然と立ち向かう男の姿があった。
閉ざされた空間の中で展開する息詰まるようなスリルとサスペンス、アクションを片岡千恵蔵主演で贈る痛快篇。

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ストーリー

夏も過ぎたある夜、帝都銀行にギャング団が押し入り、守衛らを殺害して二千万円を強奪した。彼らは岬ホテルで再び落ち合う計画だった。その岬ホテルはシーズンオフで宿泊客も少なく、絵筆を持つ中年の紳士・安部と、かつては歌姫として名声を馳せるも、今は失意に沈む女性・入谷冴子が滞在していた。銀行襲撃事件の翌日、ホテルには岡島という愛人と落ち合う予定の川合芙美と、田村鉄太郎という男がやってきた。鉄太郎はかつてやくざ同士の抗争で、誤ってこのホテルの経営者・高見慎吾の息子・慎二を殺害する過去を負っていた。刑務所から出所し、更生を誓うためにホテルにやってきたのだ。そして、ギャングの一味もホテルに到着。林、久保、そして岡島と坂口。彼らは沖合いに留まる船を奪って高飛びを企てていた。だが、鉄太郎が慎吾に過去の過ちを詫びている最中、慎吾の孫娘・マリ子が坂口の持つ革ケースを開けてしまった。正体がばれたギャングにより、ホテルはパニックに。だが物静かな紳士だったはずの安部こそが、このギャングの首領だったのだ。逃げ出そうとするものを次々に射殺する安部たちに対し、鉄太郎は、静かに反撃のチャンスをうかがっていた…。

野郎ども表へ出ろ
(C)東映
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