1960(昭和35年)/8/24公開 74分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11862
配給:東映 製作:東映
松方弘樹と小林裕子のコンビが放つ青春サスペンス・ドラマ。偶然殺人事件に巻き込まれた男女が真犯人を追跡するスリルに溢れた72時間を描く。
江東の下町の自動車修理工の秋夫と勝気で明るいユキは恋人同士。秋夫は会社のスト破りに巻き込まれて目下失業中。貧しいながらも若い二人は元気だ。ある日、二人は公園で財布を拾うが、パトロール中の警官に泥棒と間違えられて逃げ出し、ビルの中にある金原質店に逃げ込んだところで主人・金原の死体を発見する。目撃者は他にはいない。警察に届け出ても泥棒の容疑を受けているため残る道は二人で犯人を捕えるだけだ。現場に落ちていたハンドバッグの持主で、トルコ風呂で働く志津子を二人は訪ねる。彼女は事件には関係がなく、秋夫とユキは質屋へと戻った。そこへアヤという女から電話がかかってきた。事件の夜、アヤと金原は喫茶店メリーで会っていたらしい。メリーで二人はアヤを知っている島に会うが、秋夫は金原の部屋の鍵をかけ忘れたのを思い出して戻ったところに大東組のボス・仙波と一味が待っていた。仙波は五百万円の返済に困り、情婦アヤと共謀して金原を殺したのだ。秋夫は質蔵に閉じ込められた。佐々木、田宮の両刑事が来たが結婚詐欺の品物調べに来ただけで秋夫には気がつかず引上げてしまう。一方、ユキも島ら仙波の子分に監禁されていた。ユキは隙をみて田宮刑事に電話を入れるがいたずら電話と片付けられてしまい…。
「十七才の逆襲」シリーズ(3)