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わが恐喝の人生 

A Life of Intimidation

1963(昭和38年)/12/7公開 87分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13402 
配給:東映 製作:東映

悪徳に塗りこめられた大都会の真只中を明暗二筋の人生を歩む二人の男、刑事と恐喝屋。手錠の影に爆発する男の友情と憎しみを通して、戦慄の姿なき暴力の実体をあばく異色アクション。

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ストーリー

ナイトクラブ「エテルナ」のボーイ・駿と五郎は幼い時からの親友同士。三年前、大都会に再起を求めてやってきたが、警察官志望の五郎は、ヤクザっぽく喧嘩早い駿の将来を案じずにはいられなかった。駿は「エテルナ」の常連だった政界のボス・水野を脅迫者から救ったものの、その脅迫元となった未現像フィルムを使って水野一派に食い込もうとする。だが外人宝石密輸団と水野の関係を写したフィルムは逆に水野の子分に取り上げられ、駿は「エテルナ」を追放させられてしまう。そんな折、五郎は母危篤の報を受け田舎に一旦帰ることに。真面目な人生を送ろうとする五郎に嫉妬していた駿は、反感から五郎の恋人であった貞子を奪ってしまう。だが、自分自身が貞子を本当に愛していたことに気づいた駿は、貞子に小さな喫茶店を持たせるために、新宿でチンピラたちと共にのし上がっていく。五郎が戻ってきたときには、駿は既に悪の世界に幅を利かせていた。そんな駿に水野が手のひらを返したように突如支援を申し入れ、駿は四つ葉会を新たに結成し、その基盤はますます大きくなっていく。だが、駿の子を身ごもった貞子は、五郎に身を晒すことを恥じて逃れようとして交通事故にあって死んでしまう。貞子を失った五郎は警察官となり、駿と、駿を取り巻く悪の世界に激しい憎悪を抱く。そんな五郎をよそに、駿は悪人への恐喝を続け、四つ葉会はますます大きくなっていくのだった…。

わが恐喝の人生 
(C)東映
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