江戸時代を舞台にして、人間の善意を守ろうとする人々の暖かく美しい心の触れ合いを描いた山本周五郎文学の映画化。初恋の失敗談、女の業の哀しさ、生きることの感動、等を三篇に綴り、笑いと涙を盛った文芸作。
不忠不義の汚名をともに主家を追われた勘平とお軽が受難のうちにたどる痛烈な悲劇。歌舞伎や浄瑠璃などの名作『仮名手本忠臣蔵』中の余りにも有名な物語を中村錦之助、千原しのぶで映画化。
名匠・今井正と中村錦之助が七役主演という大役の顔合わせで取り組んだ意欲作。ある一族の戦国時代から現代のサラリーマンに至る七代に渡る残酷極まりない歴史を描いて、日本人を長く支配してきた封建主義の思想と・・・