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やくざを否定し暴力組織を憎悪しながらも自らは生れついての仁気のため悪の世界に君臨する美しい女親分情炎のメロドラマ篇。
小山孝の製作で、新藤兼人の脚本を吉村公三郎が監督する。撮影も同じ生方敏夫の担当。主演には藤田泰子が抜擢され、志村喬、佐野周二の他、沢村晶子、龍崎一郎らがそれぞれ出演する。
故郷の会津で大曾根俊作に柔術を習得する三四郎が、上京して矢野正五郎門下に入るまでの多難な運命を、黎明期の明治時代の潮流を背景として描いた柔道映画の決定版。
修道館主・矢野正五郎を慕って東京に上った三四郎が、暴虐の柔術家に応えて死闘を繰り広げる。若き日の闘魂と多感な青春時代に淡い恋情を織り込んだシリーズ第二作。