数ある東映時代劇、さらには日本の映画史にも残る傑作の一つ。幕府の密命をおびた十三人の刺客が、明石五十五万石の藩主を狙って六十日間、血のにじむ辛苦の末、木曽山中の宿場で凄まじい殺戮戦を展開する過程をそ・・・
時代劇の巨匠・マキノ雅弘監督が多年のキャリアを生かして描いた“次郎長映画決定版”となるシリーズ第1作。清水の米屋の倅・長五郎が、清水港一の侠客・次郎長となり一家を作りあげるまでを描いた娯楽大作。
“次郎長もの”を多数手がけたマキノ雅弘監督が描く、“次郎長三国志”第三部。いよいよ任侠渡世に男を売り出した次郎長が、次郎長一家の旗じるしを掲げて親分衆の仲間入り!一家隆盛に水をさす甲州の黒駒の勝蔵に・・・
尾崎士郎の代表作「人生劇場・残侠篇」をもとに、巨匠内田吐夢が東映オールスターで描く。飛車角、吉良常、宮川、小金等の任侠の世界に逞しく躍動する人間群像を中心に、奥深い人間ドラマを追求していく。
シリーズ第2作。天下無敵の次郎長一家の活躍と、チャッカリやくざ追分三五郎にオッチョコチョイの石松のコンビが織りなす笑いとアクションの数々を描いた明朗時代劇の決定版。
時は昭和初期、香港の貧民街に浄水場を作ろうとした日本人侠徒が、それを妨害する不良外人グループの暴挙に遭いながら、中国人侠徒の助けを得て遂に工事を完遂させる。あらゆる障害を乗り越えて日本人魂を貫いた男・・・
大正末期の浅草、そして生地獄と称される硫黄鉱山を舞台に、渡世に命を賭ける男たちの哀歓を、東映任侠路線の真髄を結集し、オールスターを配してダイナミックなアクションで描く。
舞台は京都の祇園と宮川町。金のためなら他人の男でも平気で奪うドライ芸者・君蝶が、四人の男を手玉にとる凄腕ぶりを村山新次監督がねっとりとした描写し、匂うばかりの風俗の中に女の欲望を浮き彫りにしている。
無法者たちに左右されようとしている深川木場にあって、一命を賭けてそれを守ろうとする昔気質の侠気と意地に生きる男たちの姿を、マキノ雅弘監督が中村錦之助・高倉健の顔合せにより凄絶なアクションを織りこんで・・・