「すさまじきものは宮仕え」現代サラリーマンを武士の姿に借りて、とかく忘れがちな「人生意気に感ずる」ことの素晴らしさ、明るさを東千代之介、高田浩吉、里見浩太郎のトリオが謳歌する時代劇コメディ。
町奉行の御曹子が、堅苦しい役人生活を嫌って家を飛び出し、私服を肥やすために長屋の土地を強奪しようとする悪徳御用商人やごろつき親分らと闘う。大川橋蔵主演の軽妙痛快な時代劇。
異様ないでたちの女丈夫・清川虹子が、尊敬する清水次郎長のような親分になろうとして八方破れに暴れまくる痛快な作品。爆笑と涙を織りなして、関東一円の親分衆をふるえあがらす女親分ぶりは無類の楽しさを呼ぶ。
昭和初期、旅から旅を続け高市廻りに日を送るテキヤたち。カメラはそのテキヤたちの中の男、高倉健を追う。壮絶なアクションに度胸と人情の機微を盛り込んで、美しい風景をバックに描きあげる股旅調任侠大作。
北九州市戸畑祇園祭を背景に、二台博徒の対立によって蹂躙される故郷に戻ってきた流れ者一匹狼の鶴田が、この祭りを守って立ち上がるという物語。殺気、友情、笑い、涙が爆発する博奕打ちシリーズ第9作
若者頭の地位につき分家も許されて一家を持った菅原文太が、組織拡大を急ぐあまり任侠道を踏み外す親分の姿に苦悩し、親分と対立、裏切られ遂にはドスを手に盃を叩き返し怒りを爆発させる迫力大作。
雪の北陸、勝山の左義長祭りを背景に、小さなテキヤ一家に弟子入りした山城新伍のつらい修行の連続をコミカルに描く新シリーズ。田中小実昌の小説に題材を得て、山城のコミカルな持味を爆笑のうちに綴る大傑作篇。