美空ひばりをいち早く見出し「のど自慢狂時代」でデビューさせた斎藤寅次郎監督による美空ひばり映画8作目。戦後の世相を色濃く反映させ、引き揚げ母娘のすれ違いを軸に、主人公マリ子(美空ひばり)を取り巻く人・・・
八往利雄脚本、斎藤寅次郎監督の白浪五人男のパロディ。撮影、音楽はそれぞれ服部幹夫、万城目正。花菱アチャコ、堺駿二、伴淳三郎、北上弥太朗、高千穂ひづる、千秋みつるなどが出演。
製作石田清吉、監督斎藤寅次郎、撮影服部幹夫の製作トリオで、脚本は八住利雄が書いている。出演は鶴田浩二、岸恵子、堺駿二、柳家金語楼、伴淳三郎、清川虹子などのほか、川田晴久、寄席の浅草紅香など。
子母沢寛原作「投げ節弥之」を中村錦之助と千原しのぶのコンビで映画化。武士なるが故に父を討たれ、故郷を追われた若い兄弟が、維新の波に流されて、果ては一介の流し芸人となりながらも大義と恋に強く生きようと・・・
人情長屋に生きる人の良い駕籠屋権三と助十を中心に、若い浪人、飲み屋の看板娘、ならず者から、珍妙無頼の大岡越前守までが入りみだれ、笑いを醸し出す恋あり、涙あり珍事件続出の物語が展開する。