直木賞作家・有馬頼義の短編小説「現行犯」を映画化。罪無き一市民が、ただ一つの秘密のために殺人の嫌疑を受け、自ら墓穴を掘って滅びゆく異常な物語の中に、現代を支配する恐怖の心理を描き出した異色作。
昭和43年12月10日、現金3億円を積んだ輸送車が白バイ警官を装った男に奪われるという事件が発生した。世に言う「三億円事件」である。多くの遺留品が残りながらも犯人が特定されず、事件発生7年後に時効を・・・
「魚河岸の石松」シリーズ第5作。四国・九州を舞台に、父の復讐を果たそうとする女海賊とその妹に手を貸した石松とキノキンが、大阪から駆けつけた美女群一同の追撃に、危うく悩殺されかかりながら見事、極悪海賊・・・
読売新聞に連載された村松逍風原作の近世名勝負物語を映画化。幕末の武州秩父を舞台に、武道対武道の激烈な闘争をめぐり、好漢・高野佐三郎の波乱に満ちた青春時代を描いた娯楽時代劇。