1972(昭和47年)/6/9公開 87分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17185
配給:東映 製作:東映
帝王シリーズ第5弾。九州から上京した主人公が、少年院時代のダチ公エンコの政と組んで、金髪ガールを集めてトルコ風呂を経営、がっぽり金儲けに乗り出すエロチック喜劇。
故郷九州へ妹の和枝の結婚式に駆けつけた松崎浩は、到着早々、エンコの政から電報を受け取り、一路東京へUターン。実は、故郷へ錦をかざった金も政が蛇の目一家の旗挙げをするという名目で、古着屋の女主人・民枝から集めたものだった。しかし実際、浩に渡った金はわずかばかり、残りの金は政がギャンブルにつぎこんでしまっていた。早速東京に舞戻った浩は政と再会するが、政はどうしたことか体中がしびれ、ふるえが止まらずひっくリ返ってしまう。浩に正面きって顔を合わすことが出来ない政は、安いフグ料理屋で景気をつけてから逢おうとしたのが災いとなったのだ。空ケツになってしまった二人は、まず民枝に詫びを入れ、借金返済のために女中代りとして働くことで話をつける。ある日、浩はトルコ「うたまろ」の十人抜きスペシャルに挑戦し、親ゆずりのデカチンで見事賞金の10万円をせしめた。トルコの女経営者・初江もこの浩のデカチンにはお手上げ!また、浩に接したトルコ嬢10人すべてに幸運が訪れるという珍事が起る。抜目のない政は、これに目をつけ女たちの身上相談とデカチンの拝観料で大儲けをするのだが…。
「帝王」シリーズ(5)