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地獄の午前二時

Hell at 2A.M.

1958(昭和33年)/9/16公開 83分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10797 
配給:東映 製作:東映

美女失踪事件の謎を追う一新聞記者の活躍を描いて、金と女にまつわる赤裸々な人間悪を痛烈に抉るスリルとサスペンスの異色犯罪ドラマ傑作。

地獄の午前二時
(C)東映

ストーリー

京都新聞記者の冬木は、行きつけの喫茶店「アルニカ」のヒロ子からネコチャンこと常子が行方不明になったことを聞いた。常子は一年程前までこの「アルニカ」で働いており、冬木は常子の清潔なイメージに心惹かれていた。常子はアルニカを辞めてからジョージという外人に家を買ってもらい、一緒に暮らしていた。しかしジョージが国へ帰ってしまったため、その家を売り喫茶店でも開こうと言っていたが、そのまま行方不明になってしまったらしい。冬木は常子の母、まきの言葉を頼りに、常子の友人、シャルマン洋装店の文子を訪ねると、常子は文子から5千円借金をしており、それはジョージの前に関係のあった電話ブローカー風巻との間にできた子供をおろす為のものだったらしい。ジョージのほかにも又風巻という男。次第に仮面をはがして行く常子の、想像もしなかった生活に冬木の心は暗かった。さらに風巻の言葉によると、常子は奔放な性格で黒須という学生、そして「アルニカ」のマスター服部とも関係があったというのだ。しかし、依然として常子の生死はつかめない。常子は借金を返すために家を売りに出していた。風巻は常子から家の売却を相談され、不動産屋の沼尾と組んで家を安く買い叩き、一儲けしようとしたが、仲間の久保田は常子を消そうと提案したのだ。久保田は常子を取引と称し家に呼び、そこで世にも無惨な凶行に及んだのだ・・・

地獄の午前二時
(C)東映
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