1959(昭和34年)/9/23公開 83分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11386
配給:東映 製作:東映
溢れる若さ、唄と度胸の名探偵ひばりちゃんが、ホテル横領を企む一大ギャング団を相手にテンヤワンヤの大活躍を展開するという、痛快無類、興趣満点の明朗スリラー。
共立探偵社の女探偵恵美子は、隅田川に近い料亭「川村」の娘芳子の身上調査のため、女中に扮して「川村」へ潜り込んだ。ある晩、恵美子を伴って町へ出た芳子は、恵美子を外で待たせて浅草のヌードスタジオに入った。その後をトレンチコートを着た不審な男が追う・・・。後日、この男英介は、恵美子のアパートまでもさぐり始め、恵美子に、「芳子の周囲から手を引け」と告げる。逆に奮い立った恵美子は、芳子が「川村」の主人の隠し子であること、そして、ヌードスタジオの女主人が、芳子の誕生の秘密を知る実母の妹芸者であった小吉であることを探り当てた。早速小吉のもとへ急ぐも、小吉はすでに殺されていた・・・。次の手掛かりとなる情報を、恵美子は、芳子のボーイフレンド一郎から得ることができた。芳子は実母に会うため小吉を訪れていたが、そこで金銭をまきあげられていたという。一郎と恵美子は、芳子の実母が経営するホテル「山水閣」へ向った。しかし、実母のとめは入院中であった。支配人の和久沢は暗い影を持っており、何か異様な空気が漂っているのを恵美子は感じるのだった・・・。