1959(昭和34年)/10/13公開 61分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11329
配給:東映 製作:東映
深夜の東京に女給刺殺事件発生。被害者をめぐる三人の男を追って凄まじい闘志でスクープに体当りする青年記者・南広。凄まじいスリルと迫力で描破する犯罪ドキュメンタリー。
キャバレー「フェニックス」で、新聞記者・浩平は久しぶりに酔っぱらった。帰り道、女給の奈々子をアパートまで送っていったが、彼女が傘を置き忘れていたのに気づいて引き返したら、奈々子は西洋包丁を背中に刺されて死んでいた。記者魂が酔いを醒まし、すぐさま原稿をデスクに提出した浩平だったが、翌朝の新聞各社は、発見者である浩平を容疑者にしていた。自らの無実を晴らすためにも真相をスクープしようと動き出した浩平だったが、指紋も目撃者もないこの事件、奈々子の同僚三沙子から彼女の顔見知りを三人聞きだしたが、いずれも奈々子との関係を否定するのだった。その夜、奈々子の葬式に仕事先から戻ってきた許婚の間宮が現れた。だが彼にもアリバイがあり、捜査は振り出しに戻ってしまう。そんな中、浩平に易者の江口という男から電話がかかってきた…。
「特ダネ三十時間」シリーズ(10)