1961(昭和36年)/9/23公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12509
配給:東映 製作:東映
進藤社長のシリーズ第三弾。フランス帰りのデザイナー争奪戦の真っ只中に巻き込まれた愛すべき次郎長社長は、あの手この手の奇策を用いてデザインを得ようとする。舞台を四国において美しい風光を織り交ぜた爆笑喜劇。
パリのモード界最先端を行くディオールの高弟デザイナー・ピエール三木が帰国するとの情報に、日本の紡績メーカーは三木のデザイン争奪戦に沸きあがる。シミロン紡績の次郎長社長も勿論、社員一丸となって三木獲得を目指し始めた。羽田空港に三木が到着した途端、ロビーから早くも凄まじい争奪戦が始まった。そんな中、石松社員は間隙を縫って料亭「よし本」に三木を連れ込むことに成功する。だがこの三木という男は無類の女好きで、しかもアチラ仕込のレディーファーストテクニックを駆使して、次郎長社長のお抱え芸者・花千代にモーションを掛け捲る。花千代もまんざらじゃないから、次郎長も穏やかではいられない。一方の石松も三木を獲得するために毎晩の接待攻勢に追われ、恋人の美里との間もだんだん悪化してきていた。そんな中で、のらりくらりとかわす三木の態度に業を煮やしたシミロンは、遂に三木を四国の工場にカンヅメにして、デザインの完成を促すことに。やっと落ち着けるとお互いほっとする次郎長社長と石松社員。だが何の手違いが、その三木の随行員に花千代が選ばれてしまい、あわてた次郎長は石松を花千代の貞操のボディーガードに任命。三木をライバルから守り、また花千代を三木から守るというなんgとも気苦労が耐えない道中となってしまう。
「進藤の社長」シリーズ(6)