1961(昭和36年)/10/22公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12553
配給:東映 製作:東映
ひばりが粋で鉄火な木場娘に扮しコンビ高倉健と共に悪の材木商を懲らしめる痛快時代劇。お馴染みの唄を、ひばりと高倉の意地と恋を織りまぜて贈る痛快青春ドラマ。
檜に関しては木場一番の材木商「佐渡正」佐渡正三郎も、近頃は男勝りの娘・伸子に任せて親友の小松と囲碁で暇つぶし。伸子はそんな姿に不満を持つも、もっと我慢が出来ないのがあこぎな商売でのし上がってきた「但享」こと但馬享蔵のやり口。今回も清村建設へ建築資料の明細を届けに行ったが、専務から材料は但馬木材と東京木材の岡大作のところから仕入れると断られてしまう。大木専務と但享が共謀して横取りしていたことを知っていた大作の息子・岡健一は後を追うが伸子に罵倒される始末。だが但享との小競り合いが激しくなり、伸子も健一に何度か救われた事で、ふたりは少しずつ心を通じ合わせていく。そんなある日、佐藤正らが外人記者に木場の角乗りを披露することになるのだが、但享は角材を佐藤正の上に落として骨折させる邪魔を働いてきた。「角乗り」当日、伸子は一人困難な曲乗りをこなし、卑劣な但享の妨害にもめげず成功される。だが但享の嫌がらせはますます激しさを増し、伸子と健一の関係もますます翻弄されていく。そんななか、ニューヨークのセントラルパークに五重塔を立てる話が清村建設に持ち上がり、伸子に建築資材の調達を頼んできた…。
「民謡の旅」シリーズ(4)