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警視庁物語 行方不明

Police Precinct Pt.24

1964(昭和39年)/12/5公開 58分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13381 
配給:東映 製作:東映

名物シリーズの第24話。学歴がものをいう現代社会の中で、それを偽って浮びあがろうとした青年が犯した犯罪をとりあげた作品。

警視庁物語 行方不明
(C)東映

ストーリー

大和皮革の技師・松井と小山の二人が、突然行方不明になった。二人は残業をして、一緒に酒を飲んだ形跡があった。集金に来た寿司屋の話によると、夜9時頃に二人が大声で口論していたという。現場からは僅かながら血液反応が認められ、殺人が起こったらしい。捜査一課は先ず二人の身許から洗いにかかった。松井は専門学校卒で、最近妻と別れた淋しさをアルサロの女給・すみこに向けていたらしい。そのすみこをめぐり小山と衝突した事もある。さらに小山は、大学卒で会社からイタリア留学をさせてもらうなど優遇され、松井の妬みを受けていた事も事実だ。また夜10時頃、駅で松井らしい姿を見たという目撃者も現れた。松井は守衛がプロレスの実況に夢中になっている隙に凶行を演じ、会社を抜け出したものと思われるが、帰宅していないところをみると、何処かに潜んでいるのか…。それにしても小山の死体が現れないのは…。捜査本部は策に窮するが思わぬ事態が発生した。小山の本籍地・宮崎からの照会によると、小山一郎は旭化学に勤務しており、人相写真とは全くの別人。写真の人物は小山一郎の同級生の小山庄太だった。大学を中退した小山庄太は、学歴から本籍まで詐欺し、小山一郎に成り変っていたのだ。事態は思わぬ方向へと発展していく。

警視庁物語 行方不明
(C)東映

シリーズ

「警視庁物語」シリーズ(24)

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