七万石の陰謀に狂い咲く剣と恋と鉄火の花まんじ!守る者、狙う者、正邪の乱闘を二つに割る流れ一文字若殿剣法!山手樹一郎原作の人気小説を主演・市川右太衛門、監督・佐々木康で映画化した時代劇巨篇。
美空ひばりの「べらんめぇ芸者」シリーズ7作目。朝日乳業の粉ミルク中毒事件をめぐり、小春姐さんの小粋な啖呵が会社乗っ取りの陰謀をぶち破るという、人情、笑い、涙に溢れた娯楽映画。
殿さま鴉と呼ばれる旅人・松五郎が、悪貸元の非道に抗して起ち上がり、天龍しぶきの雄大な背景の中で、胸のすくような長脇差さばきをくりひろげる、市川右太衛門颯爽の股旅篇。
恋と義理の板挟み、泣かぬ男の長脇差に血の涙が一滴二滴、ご存知吉良の仁吉のやくざの恩愛の恋絵巻に加えて浪曲界の至宝松平国十郎が切々の名調子を全編に流す興味万点の荒神山血笑記を描く東映京都の痛快篇である・・・