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持参金つきの婿入りを嫌って家出した旗本の次男坊が、不気味な謎に包まれた怪事件に巻き込まれ、最後に権力の影に潜む悪事の数々を暴いて正義の剣を振う大友柳太朗の颯爽剣の舞。
武士の意地で若輩の藩士を斬って国表を離れた男が、求められるままに仇討の刃をうけようとしながら、女の恋の炎に負けて苦悶、遂には発狂して無残な最期を遂げる迄を描く。
七つの顔と七つの姿体をもつ女京マチ子の穴
近松門左衛門の名作狂言に材を取り、不義の名のもとに父・母・子が封建制度の因習のために悲運に泣く感動の珠玉篇。
ふとした争いから人を斬って旅を流れる峠の新太郎が、ゆきずりの姉妹を助けて悪貸元を向うに廻し、一本刀の封印を切る。島倉・松島の唄で包む股旅哀愁篇。
海賊の汚名のもとに磔刑になった兄の復讐を誓って、七年振りに帰って来たいれずみ鉄火謎の男が、狂乱の馬鹿踊りの真ッ只中に展開する絢爛の復讐絵巻。