しがない唄うたいだが、誰にも負けない正義感と空想癖を持つ夢見の長次が、強欲な金貸しから強制立退きを申し渡された長屋の為敢然と立ち上り、胸のすくような活躍を見せる。
めっぽう喉が良くて伊達男、人呼んで鶯の長次と云う男、江戸の町に起った連続殺人事件の謎を被害者の一人がもっていたニセ小判から贋造団の暗躍をつきとめる捕物活劇時代劇。
大東映の発展を感謝記念して製作した東映ならではの日本映画最高の豪華作品。オールスター百五十名を動員した「桜花の巻」「菊花の巻」。堂々三時間半の空前絶後の正月映画決定版。
前回の好評に引きつづき、紀州と尾州の若殿さまがまたまた捲き起す初春の珍道中で、大名あらしの海賊の跡を追って東海道五十三次に笑と涙の白刃が乱れ飛ぶ痛快捕物篇。
錦之助が浅間の暴れん坊、伊太郎に扮し、土地の悪ボスを次々とぶった斬ったり、巡礼親娘を持前の侠気で救ったり、仁義と喧嘩の世界を威勢のいい啖呵で渡り歩く痛快無類の三尺もの。
男の中の男一匹、御存知国定忠治の物語を、幾多の名場面を網羅して描く文字通りの決定版。愛刀・小松五郎義兼を手に、胸のすく啖呵と度胸で悪を斬る、千恵蔵快心の股旅巨編。