赤城を逃れた国定忠治が流転の信州路で、二足草斡鞋の不良親分山形屋藤造をこらしめる御存知旅日記の一篇。構成比佐、監督松田、撮影川崎のトリオは興行価値絶対の作品。
大東映の発展を感謝記念して製作した東映ならではの日本映画最高の豪華作品。オールスター百五十名を動員した「桜花の巻」「菊花の巻」。堂々三時間半の空前絶後の正月映画決定版。
恵まれた家庭の一人娘が体験した社会の断面。だがその醜さや苦難にも負けず、明日への希望に胸ふくらます波子と、その父親の美しい情愛を清らかに浮彫りした会心のホームドラマ。
真の忠義とは、真の武士道とは-主家の安泰を願うために、敢えて逆臣の汚名を着る人間・原田甲斐を描く野心巨篇。豪快大友柳太朗が全情熱を傾注して体当り的名演を展開する話題の一作。
「姓は丹下、名は左膳!」御存じ隻眼隻手の快剣士が愛刀濡れ燕を振って剣のさばきも鮮やかに大暴れ。大友柳太朗と大川橋蔵の顔合せで見せる痛快無比の時代劇大作。本作では丹下左膳に藩金護送の難事件が転がり込む・・・