吉川英治の代表時代小説を市川右太衛門主演で映画化。徳川八代将軍の御世、幕府の天下に熱血の闘志を秘めて決起した虚無僧三百人と、波乱の渦中に巻き込まれる若い男女の悲運な恋を描く激動の時代劇巨編。
「新書太閤記」の第二部、信長の彗眼にとまった籐吉郎が、一介の草履取りから機智縦横天武の才をふるって次第に取りたてられ桶狭間に初陣する迄の豪華スペクタクル合戦絵巻。
清廉潔白の士・北條貢が、権勢と陰謀の犠牲にたち、無実の罪を負ったまま無明の道を辿り、艱難辛苦の末、遂に正義の勝利を歌い上げるという、市川右太衛門快心の力作。