近衛十四郎主演の「柳生武芸帳」シリーズ11作目。新陰流正統を主張して柳生新陰流に挑む幕屋新陰流と、利用されているとも知らずにこれと手を組む琵琶湖の水忍・湖賊らが十兵衛に挑戦し、三つ巴の死闘が、湖上に・・・
父の仇討ちのために青春の日々を空しく費やした青年の心に人間らしい温みを呼び起こしたのは、仇の娘だった…。娘の清らかさを憎みながらも魅かれていく青年の葛藤を、東千代之介主演で描く。
香川登志緒原作で昭和37~43年に朝日放送系で放送され、関西地区では平均30%、最高60%以上の視聴率を誇ったTV時代劇コメディドラマ「てなもんや三度笠」を映画化した“てなもんや”シリーズの第1作。
領主を叔父にもつ旗本の若君が、二足草鞋の悪徳親分と結託する強欲な役人の悪事を暴くため、ヤクザに姿をかえて暴力の町に殴り込むという恋と任侠の痛快時代劇。
地位と名誉と実力を誇る将軍家御指南番・伊勢伊勢守が、風来坊の偽伊勢守のために散々な目に会うという常識破りの痛快な物語を、思い切った趣向の演出でユーモラスに描いた傑作。
大友柳太郎が、世をすねた浪人に扮し、騒然たる幕末の時勢を横目に睨んで、東海道を上り下りする美しい大名行列に不敵な挑戦を試みるという悲哀感溢れる恋と豪快な剣のダイナミックな意欲作。
ご存じむっつり右門の活躍を描く大友柳太朗の十八番シリーズ第5話。江戸の人気役者が赤い矢で殺されてから連続する殺人事件の謎を追って、江戸から長崎へと舞台が展開する怪奇とスリルを盛りこんだ痛快捕物時代劇・・・