市川右太衛門のお家芸“旗本退屈男”のシリーズ第19作。文化繚乱と花咲く徳川五代将軍の御世。奇怪な連続殺人に端を発し、将軍の血脈を汚す権勢横暴を極める奸臣たちを相手に、お馴染み諸羽流青眼くずしで敢然と・・・
道端で偶然に危難を救った角兵衛獅子の姉弟から越後加納藩に起こったお家乗っ取りの陰謀を知ったご存知退屈男・早乙女主水之介が、欣喜雀躍で腰巾着の空っ風の文吉を従えて越後へと乗り込むが…。市川右太衛門の十・・・
京に上った旗本退屈男が、南蛮渡りの秘宝を狙う大盗賊団と悪政重なる京都所司代を相手に大暴れする痛快時代劇。佐々木味津三原作、市川右太衛門主演による謎解き痛快時代劇『旗本退屈男』のシリーズ作。
「天一坊は真実、将軍の御落胤だった」馴染み深い伊賀之亮、天一坊の物語に意表をつく解釈を加えて、軍師伊賀之亮の底知れぬ人間的度量、若き天一坊が真実の父を求めた故の悲劇を重厚な筆緻で綴る。
歌舞伎で知られた助六の色模様、絢爛三浦屋揚巻の道中姿に、モダン趣味のジャズソング。弱きを助け強きをくじく男一匹花川戸助六の物語。豪華キャスト陣で描く娯楽時代劇の白眉。
悪貸元の奸計に掛って人を斬り、草鞋をはいて一年、事の真相を知った佐久の新助が、堪忍袋の緒を切って凄絶無類の長脇差祭り、豪快右太衛門が久方ぶりに放つ股旅巨篇。
昭和初期、“裸の町”と呼ばれた浅草の町を舞台に、アウトローの世界に生きる博徒と資本家に空しい抵抗を試みるテキ屋の赤裸々な人間葛藤を豪華キャストを結集して描いた博徒シリーズ第3弾。
神の如き善意を抱きつつあらゆる世人の嘲弄と迫害とそして貧苦の中に、妻との愛情一途尚且つ自ら厳しく絵画道に生き抜いた又平の半生を描く。思わず微笑を誘う彼の奇異な人生の中に、切々と胸を打つ善意と愛情と哀・・・