ヤクザ映画のパロディ的な作品となった若山富三郎の「極道」シリーズ第3作。舞台を旧日本軍に設定し、時の国家権力と闘う様を痛快に描いている。戦後の日本映画には軍隊の“非人間性”を描いた作品が数多くあるが・・・
企画は小倉浩一郎。脚本は鈴木兵吾が書き、高木孝一の監督作品。撮影は竹野治夫が担当した。主演は大日方伝、市川春代、その他に徳大寺伸、その他杉狂児、藤原釜足、若原春江らが出演する。
習慣的なオフィス勤めに飽きたらず、自ら進んで歓楽の街に沈んでゆく現代娘と淡い恋の灯にも真実を賭けて生き抜く未亡人との明暗二つの女給の生活を通して現代女性の生態を描いた野心的メロドラマ。
すっかり若山富三郎のお家芸となった痛快型破りのアクション喜劇「極道」シリーズの第4作。
おなじみ極道スタイルをひっさげて、大阪釜ヶ崎から浅草は山谷に乗り込んでの大暴れが展開する。
瞼を閉じれば幼いあの日の母の顔…あの胸にもう一度抱かれて泣きたいと旅にさまよう人情やくざ。哀愁にじむ錦之助の母恋い凶状旅。五つの時に別れた母を、探し歩いて二十年。母恋い長脇差を血にぬらし、やっとめぐ・・・