天下御免の浪人ながら、腕と度胸は百万石。正義の風流浪人が、お家横領の犠牲にされんとする姫君を守り、大江戸の無法地帯に阿修羅の白刃嵐を起す、胸もすく痛快時代劇。
残月血しぶく伊賀越の大仇討。御存知“剣聖・荒木又右衛門”を、時代劇王国東映の面目をかけて、ベスト・スタッフ、ベスト・キャストで描いた、豪華時代劇大作。
シリーズ第29話。昔の抜荷仲間がそれぞれ豪商となりながら、財力への執着から怖るべき殺人を引き起し、珊瑚輝く豪華な屋敷に、退屈男の諸羽流青眼崩しが一刀両断するという物語。
お馴染み眉間の三日月傷と諸羽流青眼崩しをひっさげて、退屈男が九州は長崎出島に登場。暗黒街に君臨する怪人物を相手に心憎いまでの颯爽たる活躍を見せる。
筑前黒田藩にある竜神岬の業病患者の館に、九州、いな日本を乗っ取ろうとする一味が集まる。その一味の全貌を暴き、日本の危機を救うために素早く起ち上がった早乙女主水之介の活躍を描く。
「天一坊は真実、将軍の御落胤だった」馴染み深い伊賀之亮、天一坊の物語に意表をつく解釈を加えて、軍師伊賀之亮の底知れぬ人間的度量、若き天一坊が真実の父を求めた故の悲劇を重厚な筆緻で綴る。