凶賊稲妻小僧の遺した財宝をめぐって巻き起こる美女殺人事件の謎に、敢然と立った捕物小町のお七ちゃんの活躍を、唄と踊り、剣と笑いをちりばめて贈る痛快捕物帖。
千羽の紅鶴が不気味に揺れて妖気をはらむ紅鶴屋敷に伝わる五千両の秘密をめぐって起こる第二、第三の殺人事件の謎と取り組む、御存知若さま侍の七番手柄。
前回の好評に引きつづき、紀州と尾州の若殿さまがまたまた捲き起す初春の珍道中で、大名あらしの海賊の跡を追って東海道五十三次に笑と涙の白刃が乱れ飛ぶ痛快捕物篇。
五つの死体、謎の地図、将軍暗殺を狙う片目の狼の大陰謀に敢然挑戦する豪快大友柳太朗の御存知むっつり右門がしころ正流居合抜き、草加流柔術をひっさげて大活躍。
深夜の江戸、大名屋敷を通り魔の様に吹き抜けた土蜘蛛の怨霊。背筋も凍る戦慄の怪事件に飛び込んで颯爽たる大活躍を展開するお役者くずれの江戸っ子文七。